こんにちは!大阪で美容師をしているhirokoです。
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皆さん、どんなシャンプーが正しいと思いますか?
シャンプー方法って結構曖昧なもんで、誰かが洗ってる所を見る機会もそんなに無く、月に何回か美容室でしてもらうのを参考に・・・
なんてところですよね。
20年近く美容師をしながら最適なシャンプー方法を常に研究し続けた私の個人的方法と感想です。
シャンプーをしない人はいないと思うので(湯シャンの方はこちらのシャンプーが大事な理由をご覧ください)、是非一度参考にしてみてください。
①ブラッシング
シャンプー前に頭皮と髪全体をブラッシング。
正直これは私も毎日できている方というと・・・余裕のある時だけ笑 ですが、絶対やった方がいいです。
汚れを浮き上がらせてくれたり、日中で絡まった髪が根本から均一に整えられるので、シャンプー剤が頭皮に届きやすくなります。
最適なブラシはクッションブラシ。

こういう、押したら根本がクッションになっててフカフカするやつです。
ちなみにこれはルーヴルドーさんのブラシ。電子と遠赤が出てるので、梳かすだけて不思議とさらっさらつやつやになるんです。
大好きな逸品
ブラシ選びに関しては諸説あります。
猪毛・豚毛等の高級動物毛のブラシもありますが、動物の毛にも人間と同じくキューティクルがあり、お互いに引っ掛かりキューティクルが剥がれてしまう危険性があるとのこと。
毎日のブラッシングに使っていた猪毛のはそっとしまい込んでます(結構高かったけど仕方ない・・・)
②お湯でしっかり流す
ひとまずお湯で落ちる汚れはお湯で落とす。
ですが、よくある「お湯だけで汚れの7割は落ちる」説は、あくまで髪の毛の話だと思います。
湯シャンしたことがある方はわかると思うんですが、どんなに頑張ってもお湯で流しただけだと頭皮はベッタリなままです。
ここは頑張りすぎず適度な範囲で大丈夫です。
気をつけたいポイントは、シャワーヘッドの位置。美容室だと頭皮にくっつく位の近さで流します。その方がシャワーの刺激が無く、髪に邪魔されることもなくしっかりお湯が頭皮に届くんです。

こんな感じで美容室ではかなり近いです。

特に髪が長かったり多かったりする方は、シャワーを高い位置にセットたまま♪鼻歌を歌いながら流すのはやめましょう。全然頭皮は流れてませんからね。
③シャンプー剤をつける
ここでやっとシャンプーの付け方です。
美容師が入社して最初にレッスンするのがシャンプー。
そうなんですよね、シャンプーってレッスンが必要なんですよ。したことあります?無いですよね笑
レッスン始めに一番なってしまいやすい現象がこれ。

毛先は泡立ってるけど、頭皮に近いところが全然泡立ってない!!
シャンプーは髪ではなく頭皮を洗うもの。これでは泡が頭皮に到達した時点で洗浄力が弱くなり、どんどん泡が消えて汚れが残ってしまいます。
シャンプーがうまく泡立つには
- シャンプー剤
- 水分
- 空気
を上手く入れ込みます。そのためには頭皮全体に満遍なくシャンプーを塗る必要があるんですが、慣れないとたくさんシャンプーを使わないと塗れません。
そこで私が実践している方法。
❶流した後は毛先の水はしっかり絞る
毛先に水が必要以上に残っていると、せっかく付けたシャンプー剤が流れてしまったり、水の多い毛先にだけ泡が立つことがあります。髪が長い人はこの段階である程度絞ります。
❷シャンプー液を作る
たいそうな言い方ですが、要は少し薄めるんです。


この位に。
薄める事で泡立つのに必要なシャンプーと水分がここで出来上がります。
大事なのは薄めすぎない事。シャンプーと1:1くらいが理想。シャバシャバにして垂れ流してしまうと、シャンプーを捨ててることになって大変勿体無いですからね。
❸上を向いて頭皮へ流し込む
顔にかからないように上を向いて、生え際からシャンプー液を流し込みます。

こうすることで、頭皮全体に簡単にシャンプーが行き渡ってくれます。

髪が多くて行き渡りにくい人はもうワンプッシュ分を後頭部から流してください
後は揉み込むと自然に頭皮から泡立ってくれます。簡単です。どんなシャンプーでも1〜2プッシュあれば泡立ってくれます。
④擦る?揉む?
しっかり泡立ったら、指の腹で洗いましょう・・・・と言いたい所なんですが、正直そんなに擦らなくて良いんですよね。
泡立ったらやさしく全体を揉んだ後は少し放置してシャンプー剤の洗浄効果に身を任せましょう(良いシャンプーに限り)
というのも
❶頭皮も皮膚の一部。強く擦ると刺激で傷つきます。優しく触りましょう。
蚊に刺されても掻いちゃダメ!洗顔は撫でる様に優しく!と言われているのに、頭皮になった途端しっかり掻いて良いなんてことは無く・・・
近頃のメーカーでも「シャンプーは擦らずに」を推奨しているところも多いです。
ちなみに私は営業で『痒いところはないですか?』は聞きません。ゴシゴシシャンプーが好きな方には申し訳ないですが、きちんとしたケアをお伝えしたいんです。
エステの洗顔中に『痒いところはないですか?』とは聞かれませんよね。
❷せっかく生えてきた新しい毛が抜けてしまう
新しい毛は細く繊細です。指のように毛よりも太い物で擦ってしまうと摩擦で抜けてしまう恐れがあります。
生まれたての赤ちゃんの毛を大事に扱ってあげましょう。
❸塗れているときは乾いている時の何倍も傷みやすい!
キューティクルは鱗状に髪の周りについていて、髪を保護しています。
いろんな要因でその鱗は開くんですが、塗れているだけても開くんです。なので塗れているときに無理に摩擦が起きると、キューティクルがどんどん剥がれ落ちてしまいます。
キューティクルが剥がれた毛は保護が無くなり、傷みやすい髪になってしまいます。塗れている時の扱いに気をつけましょう。
⑤しっかり流す
それはもうしっかり流してください。シャンプー剤が一切残らないように。
②同様シャワーヘッドを頭皮に近づけて、お湯が頭皮に届いているのを感じながら。
アミノ酸系のシャンプーなど、優しいけどお肌に残りやすい性質の物もあります。
汚れを落としてくれてありがとう・・・そんな感謝の気持ちを込めてしっかり流してあげてください。
まとめ
以上が私が実践しているシャンプー方法の一部です。
というのも使うシャンプーによっては推奨する洗い方が変わる物もあります。
○擦りすぎずに
○しっかり流す
この辺りはどのメーカーを使っても実践して良い方法だと思います。
良いシャンプーで優しく洗うと、頭皮がふんわりしてきますよ
正しい洗い方で、健康な頭皮を手に入れてください!
最後まで読んでくださりありがとうございます!